真夜中の作戦会議 | らぶげっちゅ。

真夜中の作戦会議

前回までのお話→  



>あぁ、、、私が来たってわかったらMタンどういう顔するだろう。。?

>驚くよね。

>「おっ!久々~。あー、俺携帯壊しちゃってさ~、

>番号わかんなくなっちゃったよ~」って言うかな?

>それとも、「あ、、、久しぶり。。」って、

>気まずそうに目を伏せられるのかな?





・・・・・惨敗。



姐さんやN嬢が「話せて良かったじゃん♪」と言いながら寄ってくる。


その声がツラくて。

私は崩れ落ちないようにN嬢の手を握って歩いた。


るる「携帯新しいの持ってた。”俺携帯落としちゃって~”とかの話題も全く出なかった。」



そう伝えた瞬間、皆に緊張が走る。


姐さん「そっか。。とりあえずお腹すいたし、軽くご飯食べてからL氏の所に戻ろうか?」









・・・深夜0時。

 

 

友人C嬢とドラヲタたんに報告のメールを入れつつ、深夜の作戦会議(笑)

 

携帯の話題を出さなかったあたり、もう意図的に切ったのだろうという意見で終わる。

番号変えた後、ただまだ全員に教えきれてないだけ、っていう可能性もあるけど、どう考えても確率低いよね。。。?

 

 

後は自分がどうするか。

 

諦めて、「もうきっと私の顔見るのだって嫌なんだよ」って思って家に帰る?

 

それとも、

 

打ち上げまで行って「メアド変えた?」って、「新しい携帯番号教えて?」って、言う?

 

 

 

姐さん「”新しい方の番号教えて~♪”って言えば良いじゃん。

     そこで教えてもらえればラッキーだし。

     教えてもらった後にまたメアドとか変えられたら

     それこそ完璧に諦めも付くじゃん?」

 

 

うん、もうそれしか無いのはわかってる。

今日を逃したら、M氏とはもうきっと2度と会う事も無いだろう。

うっとうしがられようが、もう今日しか無いんだ。

 

 

そう思いつつも、最後の最後で現実を見たくない自分が居る。

ただただ巡る回顧の念。

 

もうダメなんだぁ。。。

ご飯食べに行く約束しといて切るなんて、

ホント意味わかんない奴だよなぁ。。

 

 

「もうどうせダメなんだから!」とハッキリさせたい自分と、結論を先延ばしにしたい自分。

同じ様に、友人の中でも割れる意見。

 

そんな中、ドラヲタたんから電話が入る。

 

出た瞬間、

 

 

 

”行け!!”

 

 

 

は?

 

 

 

ドラヲタたん「”電話番号を聞きに行け! 

         今日聞かなくていつ聞くんだ!今日が勝負の日だ!!!” 

 

         ・・・・・とのI氏からの伝言でございます♪」

 

 

 

 

 

るる「 ・・・・・・。」

 

 

 

 

 

るる「了解です!(*´∀`)b」



うぉおおおーーーーーーっしゃー!!!

神からGOサイン出たー!(・∀・)

 

ほんじゃー、行きまっせ!

いざ特攻!!!!!!!<突撃でない所がミソ

 

 

 

深夜2時。L氏バンドの打ち上げ会場まで移動。

トイレの近くの席に決める。

そう、ここ、通る人多くて目当ての人を連れ込みやすいんです(ハァト



っつー訳で、初っぱなからボーカルげっと!!!

フラフラ歩いてるんじゃねーざますよ!<もうテンションがおかしくなってきてる


適当にしゃべっていると、各バンドのローディーやらK氏やらL氏やらが「あー、おめー(←ボーカル)こんな所に居やがったのか!」とか言いながら、入れ替わり立ち替わりやってくる。

今日は出てるバンドに身内が多いから楽勝!

皆もうできあがってて、楽しい(笑)

 

んで、お目当ての君は?

ん~?メンバー席を見渡しても見当たらない。

え?もしかして居ないの?

それともちっちゃいから見えn(ry

 

なんて姐さんと共に笑っていたら、すぐ横を通ってトイレに行く人影が!

 

 

 

Mタン!!!

 

 

 

一瞬固まる女性陣。

全く空気を読めていないボーカル(笑)

 

 

さりげなくボーカルをどかしてトイレの前で張る、るるすけ(爆)

 

 

ストーカーです。ストーカーです。ストーカーです。ストーカーです。ストーカーでs(ry

 

あぁあああああ!もう!

言われなくてもわかってるわい!!!ヽ(`Д´)ノ

 

こう、「張ってた」って思われたくなくて、無駄に女子トイレから出てきた風を装ってみたり、タバコの自販機の前で買うフリをしてみたり。

うん、タバコ吸わないくせに(爆)

 

 

 

ギッ。

 

ドアが開く。

 

 

 

あーーーー、もう!神様!!!(T人T)

 

ドキドキドキドキドキドキドキドキドキド・・・・・

 

 

 

 

 

 

・・・Σ(´Д`;)ホワッ!?

 

 

Mタンじゃないし!!!

 

 

ローディーかよ!!!

こんな時までギャグ人生は良いんだよ!頼むよ!orz

 

 

 

・・・って、続いて出てキタ━━(゚∀゚;)━━!!!

 

しかも歩くの速すぎなんじゃ!

2mの距離を縮めるのに5秒以上かかるって何なんだよ!!!ヽ(`Д´)ノ

 

 

 

必死で後から服を掴む。

 

ビックリした顔で振り向く君。さっきと同じ(笑)

 

 

「えー!?いつ来たの~?」

 

「さっきだよ♪ご飯食べてから来たのー」

 

「そーなんだ?」

 

 

「あ、そーだ!ねぇねぇ、メアド変わった?

 メールしたけど、返って来ちゃったんだけど」

 

 

 

 

 

・・・・・・・さぁ、何て返す?

 

 

 

 

彼がたまたま携帯電話を壊したとかでるるすけに

連絡が取れない状態なんだったら良いけど、

意図的にるるすけを切ったんだとしたら

 

 

 

 

・・・・・・・神様。

 

 

 

 

・・・・・・・・神様、お願いだから。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっ!?変えてないよ!?」

 

 

 

は!?(;´∀`)

 

 

 

「え!?でも返って来ちゃったよー?」

 

「えー?でも変えてない変えてない。そのままだよ?おかしいな」

 

 

 

 

 

・・・・そんな。。

 

 

 

かー!!!




 

ヾ(`Д´)ノシ

 




アフォかっちゅーの!!!


何だお前?

さっき新しい携帯持っといて。

しかもどこぞの誰かと通話しといて。

んで、目の前でかけても留守電センターで。

しかも話しかけても「新しい携帯買ったよ」なんて言いもしないで。


それはアレですか?

切った事を責められるのか嫌なんですか?

あ?どうなんだ?どうなんだよ?

それってずるくないか?

濁すどころか「変えてないよ」だなんて嘘ついてまで保身ですか?

どういう事よ?

そんなんが通ると思ってんのかこのスットコドッコイがぁあ!


・・・うるぁあああああぅぅぅぅああああうさqあwstrfgyふじこl;p!!!

 

 

 

・・・・ハァハァ _| ̄|○

 

 

 

もちつけ自分、がんばれ自分(;´Д`)

とりあえず何はともあれ真実を聞くのだ。

 

 

 

「えー、じゃあ留守電聞いた♪??」

 

「えっ?ゴメンまだ。。」

 

 

そう言いながらポケットの中の(多分)携帯電話を取り出そうとする彼。

 

 

「え?、、いや、何日も前なんだけどぉ~。。(^^;;;」

 

「え?嘘ー?。。。。ハハハッ」

 

 

言い訳がバレたからって苦笑いするなよ。。。

 

 

「だってずっと留守電センターなんだも~ん! お寿司食べに行くって言ってたじゃーん」

 

 

もう最後だから。

 

言いたい事は全部言おう。。

 

 

「あ、うん!行く!今から行く?(苦笑)」

 

「行く?うーん、今から。。。?(苦笑)」

 

 

行ける訳無いじゃん。

 

断り文句だね。あーもーこれでお終いかー。。。。

 

 

「どこに居るのー?」

 

「ん?あそこの席で皆で飲んでるよー。おいでー」

 

 

うん、じゃあまぁそんな感じで。バイバイ。

 

 

 

「うん、行くーo(^o^)o」

 



ほえ?

 

マジ?

 

何でそんなノリノリなの?

今まで都合の悪い話って感じじゃなかったのか?

 

何故か手を取って自分達の席までMタンを連れて行く。

 

席に着くと「あれ?ボーカル君。。。」と驚くMタン。

ボーカルもMタンが来た事にびっくり。

 

ボーカルは私とMタンが繋がってる事に全く気付いてなかったみたいで(最初にMタンと携帯の番号交換した時その場に居たくせに~)、何で私がMタンを呼んできたのか全くわかってなかった。。。

 

 

けど、大丈夫!

何だかんだ言って彼らは仲良いから☆

 

 

Mタンは私の隣に座ってるけど、友達やボーカルが居るから私と話しはあんまりできない。

 

あまりこっちを見ない君。

 

でも、隣に居るだけで嬉しくて。

たまに合う目も、嫌そうなそぶりは全く無くて、普通にお互い笑い合える。

 

 

「最近忙しいの~?」

 

「ん?全っ然暇!!!♪」

 

「えー!?何だよー!暇なら遊ぼうよー! お寿司食べに行こうよ~ヽ(`Д´)ノ」

 

「あはは。うん、行こうか~♪」

 

 

何だそれー!

嫌じゃないの?

切ったんじゃないの?

 

頭の上をクエスチョンマークが飛びまくる。

 

 

 

彼は笑う。

 

色んな話をして。

 

私も笑う。

 

君がそうやって笑ってくれるのが嬉しいから。

 

 

 

・・・・でも、あともうちょっとで打ち上げが終わる。

これが終わっちゃったら、もう終わりなのかな?

こうやって隣で話を聞く事も無いのかな?

 

 

「ちょっとトイレー♪」 

 

 

そうやって出て行くMタン。

 

 

姐さん「イイカンジじゃん?」

 

るる「意味わかんないけどね?(苦笑)」

 

N嬢「がんばって新しい番号聞き出さないと~」

 

るる「うーん、できるかなー(>_<)」

 

姐さん「大丈夫だよ~!普通にしゃべってるじゃん!」

 

 

ギッ。

 

トイレから帰ってくる彼。

 

 

「おかえ・・」

 

ちょっと行ってくる」

 

 

 

え?

 

 

 

タバコを。。。

 

テーブルの上からひったくるようにして彼は出て行った。 

 

 

今までに見た事無い、怖い顔で。

 

 

-続く-